駅近の介護施設は、施設へのアクセスが容易なため、職員は通勤が楽で利用者家族も面会に訪れやすいというメリットがあります。
特に、駅から徒歩でアクセスできる施設は、家族が仕事帰りに訪問できるため、需要が高いのです。

駅近にある介護施設の応募者は多く、経営の安定も望めます。
また、駅近の介護施設は、繁華街や商業施設が近くにあって、利用者が散歩に出かけやすく、憩いの時間を確保できると言えます。
駅前のカフェでお茶を飲んで寛いだり、百貨店やスーパーマーケットで買い物を楽しんだりできれば、利用者は気分転換できるでしょう。
そして、駅前に病院やクリニックといった医療機関があると、利用者の救急搬送先として頼りになります。

しかし、線路に近すぎると電車や踏切の音に悩まされることもあります。
線路から遠くても、駅前の繁華街に近いと、雑踏の騒音が問題になることもあるかもしれません。
そこで、防音対策が講じられているかどうかが問題になります。

また、駅近の物件は、家賃が高く、利用料も高額になる可能性があります。
駅から遠い介護施設と同じような設備でも高い料金設定になることから、アクセスが便利な分だけ出費が増えると考えた方が良いでしょう。
それから、駅近の物件はどうしても用地の獲得が困難で、ある程度狭くなることも否定できません。

駅近だと利用者の家族は電車を使って面会に来ることも想定されることから、利用者の家族用の駐車場も完備が難しいでしょう。
施設内の駐車場を使用しにくい場合は、近所のコインパーキングの充実度をチェックすることが必要です。